BLOG

2020/12/10 14:04

YouTubeにて発信中の『落ち鮎シーバス攻略!サミングメソッドとは?』の補足です。

11月初旬、四国某所にて落ち鮎パターンの撮影に行きました。久々の撮影でしたので編集にモタついてしまい、アップもかなりズレ込んでしまいました。


今回のテーマとして

⚫︎スピニングタックルでのサミングメソッド

⚫︎フッキング自論

をメインに構成して撮影しました。

まず、、、

⚫︎スピニングタックルでのサミングメソッドは動画内で説明している通り、あまり補足もありませんが、ベイトタックルとスピニングタックルのサミングドリフトの違いとして決定的に違うのは、両方共に直にラインに触れてはいるものの、ベイトリールの様にスプールに巻かれたラインに触るのと、スピニングリールから放出されたラインを直に持つのとでは『感度』が全く違うのです。

ラインから伝わる情報はロッドやリールよりも圧倒的に早いのは『言わずもがな』です。ただ、この流す釣りの手返しの良さは一見ベイトタックルには敵わない様に感じますが、一度スピニングタックルで使い慣れれば、ベイトタックルと遜色は無くなるどころか、ルアーのコントロールも、ベイトのサミングより力のさじ加減が繊細なのでゲーム性も増していると自負しています。笑

落ち鮎パターンの釣りは流心に近い所に接近しつつ、表層を流す釣りが大半ですので、手返し優先のベイトタックルの釣りになりがちですが、あくまでひとつの遊び方として参考になれば幸いです。


⚫︎フッキング自論

作中で話してある事に補足しますと、、、

⚪︎『ノット』を完璧に組んでおいてもらう事

⚪︎ハイギア以上のリールを使用する

くらいです。

作中ではサミングしながら流しているので、糸フケは殆どありませんが、リーリングフッキングのスピード速度が速いに越した事はありません。よって、ローギアリールには不向きな合わせ方です。

感覚的にはリールでフッキングしている様なものなので、それなりにラインに負荷が掛かります。ノットは完璧に組んでおく事を推奨します。

※ライトラインや細軸フックにはオススメできません。

ロッドの縦合わせは、水中に貼り付いたラインを剥がす力とラインに付いた水の重みのパワーロスで、近距離ならともかく、遠方ではどんなに強くロッドをあおってもラインはたわんでいるので針先に力は伝わりません。私的には縦合わせは一番力が弱いと感じています。横合わせはまだマシなんですが、結局一番力が伝わるのは『直線』です。ラインが出ない様にドラグを閉めて早巻きします。

出来るならば後ろに下がりながら巻くのがベストです。

初めから説明すると、バイトの直後に指で持っていたラインが走ります。という事は魚は下流に向けて反転している状態です。

その時のフックの先端は細軸ではない限り、根本までは刺さっていない状況が殆どだと思います。そこで力の伝わってない中途半端な力でフッキングして魚の方向を変えると、刺さるどころか外れる手助けをしてしまうと考えています。

例に例えると、軽く根掛かりした状態でラインを張ったり緩めたりすると、根掛かりが外しやすいのと似ている気がします。ただ、相手は生き物です。根掛かりとはまた違う力も作用しますので、シャロー帯でのフッキングは理論的に考えるとロッド合わせは極力しない方が良いのかもしれません。

現在、この綱引きフッキング?の様な合わせ方でキャッチ率が大幅に上がってますので、もしバラシが多くて調子が狂った時に是非試してみて下さい。


⚫︎キョロキョロのサミングドリフトアクション

落ち鮎パターンは本当に楽しいですよね。

日中や夜にボイルしている時は比較的巻きでもリアクションバイトしてきやすいです。それは大体どこのエリアでも共通している事だと思います。

しかし、ナイトゲームの落ち鮎パターンは何を流しても一緒と思いがちですが、本当にそうでしょうか?

自分がシーバスなら流れてくる鮎の中で一番捕食しやすそうな奴を選んで楽して喰いにいきます。笑

なので一見何を流しても同じ気はするのですが、ボイルの無い状況下では流すだけでは釣れない事もしばしばです。そんな時は軽くサミングのオンオフを繰り返して、不規則な揺らぎを与えて誘ってやったりするのもひとつの手です。ルアーと直線上になり、潜らせないテンションで流してやると、流れを縫う様に不規則な水面スライドをしたりするので、明るい時間帯にどの程度のライン負荷で潜らないのかを確認してみて下さい。


着水音やロッドアクションでもスイッチが入るので色々と試してみてください。キョロキョロ140Fは落ち鮎で通用しやすいルアーです^^

落ち鮎パターン以外でも、シャローの流心近くの釣りで何をやっても喰わない時に流す釣りは有効ですので色々と試してみてください^^


今後発売予定の自信の三色


使用タックル

TULALA

Glissando 810 プロト

El Horizonte 80



Giissando 810

ロッドパワー MH〜Hクラス

アクション ファースト

全体的にシャキッとしてますが、まずテップからベリー、そしてバット上部まで素直に曲がっていきます。

ファーストアクションにしたのはキャストコントロール性とルアーの操作性の向上のためです。

9fに迫るレングスですが、キャストフィールは7f後半〜8fクラスの軽快感。

バットが強いので、30g〜120gまで反発力を活かして遠投する事が出来ます。

ストローガイドの恩恵により、10g程の小型ルアーもキャストでき、風の強い日もラインがバタつき難いので、飛距離アップに貢献してくれています。

まだ開発途中ですが、初期ブランクスが理想的だったので意外と早く完成しそうです。笑

今後ガイドバランスやグリップなど変更する可能性もありますが、夢のサイズを見据えたロッドにしたいと考えております。

もうしばらくお待ちください^^


Ridgeline 永井 晋