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2020/07/05 11:05

チューニングの前に、キョロキョロ140Fの扱いがいまいち掴めてない方も多くおられると思いますので、少しお話ししたいと思います。

このルアーに限らず、ノーマル状態のバランスで使える場所こそがそのルアーの主戦場だという事です。

ルアー製作者とユーザーさんの経験してきた釣りは全く同じではありません。使ってきたルアーも考え方も違うので、ご自身の経験値を元にルアーを操作する事になります。ここに大きな誤差が生まれてしまいます。

したがって、キョロキョロ140Fを使うにあたり、『ドリフト』という流れを攻略するメソッドを知らなければ、殆ど扱えないという事になります。

なので、初めからチューニングするのではなく、このルアーのアクションを最大限に生かす『流れの攻略方法』をマスターして欲しいと思っています。流れの攻略方は何も一般的なドリフトだけではありません。

『Uの字』やら『しの字』やらアップクロスからの〜とかドリフトテクニックというと難しく考えがちになってしまいます。一旦頭から外して下さい。笑

まず、キョロキョロ140Fで一本獲る為の基本的な条件を二つ。

①ダウンクロスのみに絞る

②レンジキープ

たったのこれだけです。

①はそのままの意味で、わかりやすいポイントは水門・堰・その他流れ込みです。必ず『流れ』が出ている所でダウンで流して下さい。

②流れの中で、キョロキョロ140Fが10〜20cmくらいのレンジをずっとキープ出来る様に心掛けて流して下さい。このレンジをキープしている時のアクションが一番良いです。リーリングに関してはレンジをキープするラインテンション維持にだけ注視して下さい流れの中にルアーを留めておく感覚です。流れが自動的にルアーに生命感を与えてくれます。変則リーリングやロッド操作などでリアクションを誘発する必要は全くありません。

ただ、流れの速いところでは全くリーリング出来ない所もあると思います。流れが強く、レンジが深くなったとしてもそのままそのレンジとテンションをキープしてみて下さい。流れに対して正面に近ければ近いほどレンジをキープしやすいです。

ウエイトチューニングは、レンジを入れたり、姿勢を変えたり、アクションの抑制など使い方は多いですが、キョロキョロ140Fの場合は低速域での流れの中でルアーが水面に出ない様に浮力を抑える為だけに必要なだけです。貼る場所を間違えるとアクションが極端に変わるのでご注意下さい。

板オモリは1mm版をお使い下さい。

この重さでスローフローティングになります。

元々このルアーは尻下がりですが、姿勢に関係するルアー後方に貼る小さめのウエイトに関しては好みがあると思うので、参考程度にしてください。


【ウエイト位置】

ルアーの真ん中にオモリを貼るとアクションしないので注意して下さい。

レンジキープの動画はこちらのオープニングを参考にして下さい。